シーリングの劣化原因とは？その対策も解説します！

築年数が経つにつれて、家のあちこちに気になる部分が出てくるもの。築年数が経つにつれて、家のあちこちに気になる部分が出てくるもの。
特に、外壁と窓枠の隙間を埋めているシーリングは、目に見えて劣化が進んでいるかもしれません。
放置すると雨漏りや外壁のひび割れ、さらにはシロアリ被害にも繋がることがあります。
大切な住まいを守るためにも、シーリングの劣化原因を理解し、適切な対処方法を知っておくことは非常に大切です。
この記事では、シーリング劣化の原因から対処方法、専門会社への相談のポイントまで解説していきます。

□シーリング劣化の原因をチェック！

シーリングの劣化は、さまざまな原因が考えられます。
原因別に具体的な症状を理解することで、適切な対処方法を選択できます。

1:紫外線の影響

紫外線は、シーリング材の成分を劣化させる最大の要因です。
特に、南向きや西向きの建物は、長年直射日光にさらされるため、シーリングの劣化が進行しやすいと言えるでしょう。
紫外線による劣化は、シーリング材の表面にひび割れや亀裂が発生することから判断できます。

2:シーリング材の選定不足や下塗り不足

シーリング材には、さまざまな種類があり、それぞれに適した用途や耐久年数が異なります。
適切なシーリング材を選定せずに施工してしまうと、耐久性が低く、短期間で劣化してしまう可能性があります。
また、シーリング材と外壁の密着性を高める下塗り材を省略してしまうと、シーリング材が剥がれやすくなってしまいます。

3:施工不良

シーリングの施工には、専門的な技術が必要です。
経験不足な会社が施工した場合、シーリング材の塗りムラや隙間などが発生し、劣化を早める原因となります。
特に、プライマーと呼ばれる下塗り材を塗布せずに施工すると、シーリング材と外壁の密着性が低くなり、剥がれやすくなってしまいます。

4:外壁の動き

地震や温度変化によって外壁がわずかに動くことがあります。
外壁の動きに合わせてシーリング材も伸縮しますが、その動きに追いつけなくなると、シーリング材に亀裂が入ったり、剥がれたりすることがあります。

□シーリング劣化の対処方法

シーリングの劣化は、放置すると雨漏りや外壁のひび割れなどの深刻な問題を引き起こす可能性があります。
早期に適切な対処を行うことが重要です。
シーリングの補修方法には、大きく分けて2つの方法があります。

1:打ち替え

打ち替えは、既存のシーリングを完全に撤去し、新しいシーリング材を充填する方法です。
劣化が進行している場合や、シーリング材の種類を変更したい場合に適しています。
打ち替えは、増し打ちよりも費用がかかりますが、耐久性が高く、長期間安心して住めるというメリットがあります。

2:増し打ち

増し打ちは、既存のシーリングの上に新しいシーリング材を重ねて充填する方法です。
劣化が軽度の場合や、費用を抑えたい場合に適しています。
ただし、増し打ちでは根本的な解決にならない場合もあるため、専門会社に相談し、適切な方法を選択することが大切です。

□まとめ

シーリングの劣化は、紫外線、シーリング材の選定不足、施工不良など、さまざまな原因が考えられます。
早期に適切な対処を行うことで、雨漏りや外壁のひび割れなどの問題を防ぎ、大切な住まいを長く守れます。
シーリングの劣化が気になる場合は、専門会社に相談し、状況に合わせて適切な補修方法を選択しましょう。
専門会社に相談する際は、施工内容や費用について事前に確認し、納得した上で契約するようにしましょう。

当社では一級塗装技能士をはじめとして、二級施工管理技士などの資格を有する技術者が施工や管理を担当します。
外壁工事を検討されている方はぜひ当社までお問い合わせください。