外壁と合わせて屋根の塗装も 同時にする方がおトク?
外壁塗装のあれこれを山岡鉄也が斬る!!
このコーナーでは、受講者がのべ3,000人を超える「住まいのセミナー」をはじめ、
業界の相談役的存在でもある外壁塗装のスペシャリスト・山岡鉄也が、皆様のお住まいの外壁塗装について、
あらゆるギモンやマチガイを詳しく解説いたします!
外壁塗装をお願いしたら屋根も一緒にどうですか?と言われることがあります。総額が上がり割高に感じてしまいますが、屋根に塗装が必要な場合、実は同時にした方がコストダウンできます。その理由は、塗装工事の約10〜20%を占める足場の費用。外壁塗装も屋根の塗装も足場は必要なので、長期的に見ると同時に塗装した方がおトクです。
塗装が必要な屋根とは?
屋根は上から順に、瓦→桟木(屋根の上に横に張りわたした角材 ※瓦の種類により無い場合もあります)→防水シート/ルーフィング(板紙にアスファルトをしみこませた建築用の防水材料)→野地板(屋根を葺(ふ)く下地にするため桟木の上に張る板)という構造になっています。また瓦は大きく分けて「和瓦」と「洋瓦」の2種類があります。和瓦は焼き物で、茶碗のように釉薬を塗って焼かれているので水を吸い込みません。30~40年経っても劣化しにくいのが特徴なので、定期的な塗装は必要ありませんが、割れたり欠けたりなどで瓦の交換や葺き替えは必要です。一方、洋瓦はセメントから作られており、水を吸い込みやすいため表面に塗装が施されています。この塗装は傷んでくるので、定期的なメンテナンスが必要です。洋瓦の塗装を放置すると表面の塗装が剥げてしまい、雨が降ると水を吸い込み、その水が冬期に凍って体積が増え、屋根瓦を破壊してしまいます。
雨漏りの原因は瓦の破損?
でも瓦が割れただけで直接雨漏りするわけではありません。雨水から屋根を守っているのは瓦ではなく「防水シート(ルーフィング)」。ただし、屋根の塗装をしっかりして、ルーフィングも破れていなければOKという訳でもないのです。実は瓦と瓦の間には隙間があるのですが、この隙間を塗料で埋めてしまい、屋根を傷めていることがあります。瓦一枚一枚はしっかり塗装で保護しないといけませんが、瓦と瓦の間は水はけができるように隙間が必要なのです。しかしこのことを知らない塗装職人もおり、トラブルになる場合があります。もし雨漏りしてしまったら、いち早く「やまおか君」にご連絡ください!
瓦の隙間を作るための"タスペーサー"
今回のまとめ
☑屋根の塗装が必要な素材なら、外壁と一緒にやるのがおトク!
☑雨漏りの原因はしっかり追求してくれる業者を!
次回予告
次回は外壁補修の目安についてお話しします。次号もお楽しみに!
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