外壁塗装セミナー　神戸市西区文化センター　サイディングなのにセラミック塗装！目地のカバー方法とは

6月3回目のセミナー。平日なのでちょっと人は少な目でしたが、そういう時のお客様はラッキーです！質問時間で他の人の質問を待つ時間が短くなり、ゆっくりじっくり色々お話することができます(^_^)

今回は「サイディングの外壁にセラミックの吹付け塗装をしてしまいました」というお客様がいらっしゃいました。
おそらく、訪問販売業者が勧めるままに、あれよあれよと訳もわからず塗装してしまったパターンでしょう(*o*)

まず知っていただきたいのが、セラミックの吹付はモルタル壁向きで、窯業系サイディングとは相性が悪いということです。
サイディングには、外壁と外壁の隙間に緩衝材の役目を果たすコーキングが施されていて、このコーキングは弾力性があり、建物の揺れを吸収します。
しかし、コーキングの上からセラミック塗装をしてしまうと揺れへの追従ができなくなり、ひび割れを起こしてしまうのです。
しかも、セラミックは石状の吹付なので、コーキングを切るにもカッターが入りません。コーキングの打ち替えが出来ない状態になってしまうのです。
次回塗替えることを無視した悪質な提案ですね。

コーキングの打ち替えが出来ない場合は、目地カバーを使います。
カバー材としては、ガルバリウム鋼板が多く使用されています。
コーキングの劣化に対する保護・外観の向上に効果的で、カバーを設置することで目地の割れや雨風による劣化を防ぐ効果もあります。
こうした方法があるので、「サイディングがセラミックで塗装されてしまったからといって諦めないで大丈夫です」とお伝えしました。

このように、疑問点はどんどんセミナーで質問していただいて、問題を解決していって下さい。

塗装に関する疑問や相談したいことがある方は、ぜひ一度、セミナーに参加してみて下さい！お待ちしていますm(_ _)m