2024.04.28

ブリックタイルのダブルトーン仕上げを動画で確認!~神戸市西区宮下Y様邸

ダブルトーン施工

実際の塗装作業風景

本日の現場レポートは、神戸市西区宮下のY様邸より。

家の玄関周りに貼られているのは、サイディングではなくブリックタイル

本物のレンガではなく、セメント素材の疑似レンガで、レンガ特有の質感や風合いがあり、軽くて施工性が良いという特徴があります。

今回中古住宅をご購入されたY様。元々の和洋折衷の雰囲気から洋風に変えたいというご希望で、今よりも薄い色を塗ることになりました。

塗装前の状態がこちらです。

神戸市西区宮下Y様邸施工前
神戸市西区宮下Y様邸施工前

こちらを今回はダブルトーンで仕上げることで、一色に塗りつぶすことなく、目地の色とのコントラストを楽しめる模様となっています。

丁寧に塗っているのは、一級塗装技能士の山本さん。

まずはブリックタイルの2階部分から、1階部分へと塗装していきます。

一級塗装技能士に聞く塗装のコツ

よく、サイディングの壁でレンガ風な模様がありますが、今回はブリックタイル。サイディングは模様なので目地も浅いですが、ブリックタイルは目地が深い。そのため、目地の色を塗るのには通常より時間がかかかったそうです。

目地の色を塗装後、しっかりとインターバル(乾燥時間)をおいてから、ベースの色を塗っていきます。

山本さんに、ダブルトーン塗装のコツを聞きました。

「なるべくペンキを缶のフチで切ってから、ゆっくりローラーを沿わします。そうすると、ペンキが目地の中に入らずに、表面だけキレイに塗れます。入りにくいところは、ローラーを横にやったり、縦にやったり、調整しながら塗っていきます

ご覧のように、使用しているのは毛足の短いローラー。目地の色を残すために、長い毛足のものは使わないようにしています。ペンキの量を調整しながら塗っていき、一度ローラーを沿わせただけでは塗れなかった部分は、後で何度も塗り重ねることで、塗りムラのないキレイな仕上がりになっていく様子がおわかりいただけますね。

また、「目地は濃く、ベースの色は軽く塗る」というのが鉄則だとか。メリハリをきかせる技術が光ります。

使用塗料は「ダイナアクセル」

今回、下地は関西ペイントのアレスダイナミックシーラーマイルドを使用。

そしてダブルトーンに使用している塗料は、同じく関西ペイントから従来の「アレスダイナミックTOP」の高性能品として発売された、「ダイナアクセル」です。

通常はブリックタイルに塗装しても密着せず剥がれてしまいがちなのですが、この「ダイナアクセル」は下地に対する付着力が優れているので塗装が可能となります。

それ以外にも、塗料の密着があまり良くない素材でもこの「ダイナアクセル」であれば塗装可能となることもあるので、諦める前に一度ご相談下さい。

まとめ

塗り替えが困難な現場でも、一級塗装技能士の技術と高性能な塗料で解決できた施工事例でした。

今後も塗装工事の現場からレポートしていきます。

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