サイディングの目地に適した硬さは輪ゴムかチューインガム?!コーキングで知っておくべき違いを解説【Vol.15】
コーキングについて
前回防水の話をしました。その中で、ボードとボードのジョイントのコーキングの話をしましたが、そのもうちょっと詳しいバージョンということでお話したいと思います。
コーキングとは
まず、コーキング。いわゆるボードとボードのジョイント。伸び縮みがあるので、ゴム状のパッキンのようなものが入っています。セキスイハウスなどは、一部ガスケットというものを入れているところがありますが、大半の場合はペースト状のものをつめておいてそれが固まる、というようなコーキングが入っています。
コーキングも色々種類がありますが、そのコーキングが紫外線で劣化してだんだん傷んでくる、朽ちてしまうので取替が必要です、というお話をしました。
コーキング見本
そのコーキング。ちょっとこれを見ていただきましょう。結構傷んでしまっています。これは、既存にあって、傷んで取ってしまったもの。これを取った後に新しくコーキングを充填する訳です。その撤去したものになります。ショールームで見本として取っています。傷み方がそれぞれ変わってきます。
コーキングの硬さ
コーキングなんですが、取替が必要です。コーキングの取替をする時に、何のコーキングをするのか。種類も色々あります。ウレタンとかシリコンとか。種類だけでなくて、硬さ、っていうのがあります。柔らかいものなのになぜ硬さ?イメージしてもらいたいんですが、輪ゴム。柔らかいですね。でも輪ゴムは硬い。何の話?ということなんですが。コーキングは伸びたり縮んだりする特性があります。だからボードが伸び縮みしてもそこに追随する、ということなんですが。
輪ゴムのような硬さ
例えば輪ゴムのようにギュッと伸ばした時にパンと戻る力の強いもの。これは、実際この目地にしたときどうなりますか?ボードに寄り添って伸び縮み、瞬発的にしてるわけじゃないですね。じわ~っと伸びてじわ~っと戻るっていうことになりますが、その時に伸びた→戻る力が強い→切れてしまいますよね。これはあんまり向いてないですね。
チューインガムのような硬さ
どんなものがいいのか。同じ柔らかいと言っても、もっと違う柔らかさ。わかりやすく言うと、噛んだ後のチューインガム。伸ばしてみてください。戻りますか?戻らないですね。ゆっくりゆっくりジワ~ッと戻るぐらい。こういったコーキングが向いてるわけですよ。
低モジュラス・高モジュラス
だからこの同じコーキング、柔らかい・硬いという、輪ゴムなのかチューインガムか、ここなんですよね。これ専門的に言うと、低モジュラス・高モジュラス。高モジュラスというと輪ゴム、戻る力が強いもの。低モジュラスというとチューインガム、戻る力の弱いもの。こういったことをちゃんと使い分けていかないと、コーキングの使い方を間違ってしまうと、せっかくやっても無駄になってしまうということですね。だから、長持ちするコーキング、もちろんそういったものもありますし、紫外線に強い弱い、それだけじゃなくて硬さがあるっていうこと。これを知っておいてください。
まとめ
でもこれが実際施工してくれる業者さん、全てこの意味がわかってやってくれているのか。意外とわかっていないっていう業者さん、知らないから悪気はないんですが、ちょっと勉強不足っていう業者さんも結構います。そういったところで皆さんがまず知識を持つ、賢く失敗のないようにやっていきたいですね。
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