外壁のセルフチェック!サイディングボードの劣化の仕組みと傷みのサインを見極めるポイント【Vol.29】
外壁のセルフチェック
前回、屋根の話をしましたが、今回は外壁です。外壁も色々あります。
モルタル壁・サイディングボード
モルタル壁と言って、昔ながらの職人さん、左官屋さんが塗っていく壁であったりとか。
最近多いのは、サイディングボードですね。サイディングボードっていうと色んなデザインがあるので、そのデザインにごまかされて、「うちの壁は木の壁なんですよ」とか、「いやいやうちは外壁タイル貼ってるんで」と言われる方がいるんですが、実はそれ、サイディングボードだったりするんです。
どうしても工場で作ってくるようなパネルなので、規格の寸法が決まっています。ボードとボードのジョイントのところコーキングっていうものが入ってるんですが、それをやり替える必要もあったりします。
サイディングボードのチェックポイント
そもそもこのサイディングボード、何をチェックするかっていうことなんですが、水を吸い込むか吸い込まないか。
前回、屋根の話をしましたが、屋根もやっぱり水を吸い込むと、どんどん傷んでいきます。壁も同じく水を吸い込むと傷む。水を吸い込む素材なんですね。
実践 サイディングに水をかける
この塗装のかかってないところに水をかけてみます。(スプレーで水をかける)
どうですか。ぐんぐん水を吸い込むんですよ。これだけ水を吸い込む素材なんですね、このサイディングボードっていうものは。
チョーキングとは
水を吸い込むから、水を吸い込まないように表面塗装しています。これ、塗装なんですね、柄がついています、工場塗装しています。これで一切水を吸い込まないように保護してるわけなんですが、これがやはり年数とともに劣化してくる。傷んでくるわけなんですよ。この表面を触って手につくような状態、粉がつく。黒板にチョークで字を書いて触るとつくじゃないですか。それと同じような感じでつくんです。これ、チョーキングというんですが、そのチョーキングが出始めると何がいけないのかというと、結局ここから水を吸い込むようになるんです。この塗装がかかってないところに水かけると吸い込みましたが、塗装がかかってても塗装が駄目になると、そこから水を吸い込むんです。すると雨が降るとどんどん水を吸い込んでしまうわけですね。水を吸い込むとどうなるか。建物にとって壁にとって良くないわけですよね。
外壁が水を吸ったらどうなるか
どんなふうに良くないか。単純に想像してください。
木が水を吸い込みます。これを繰り返すとどうなるか。水を吸い込んで乾燥して太陽で熱を受ける。また乾燥する。水を入れる。それを繰り返しすると木はどうなっていきます?だんだん反ってきますよね。木が反るっていうイメージわかります?
水を吸い込むとサイディングが反る
このサイディングも同じなんですね。サイディングも反ってきます。水を吸い込んで乾燥して熱を受けてこれ繰り返すことによって、これが今まっすぐですが、反ってきます。反ってくると、結局壁が波打つわけです。真正面から見るのではなく斜めから見て下さい。
ご近所ずっと見て回って下さい。10軒に1軒ぐらいは壁が反ってるところがあります。反ってしまうとどうしようもないですね、戻らない。
反りが大きくなった場合の対処法
すると今度は張り替え。ちょっとぐらいの反りでしたら問題なくそのまま塗ればいいんですが、あまり反りが大きくなってくると見栄え的にもやっぱりよくないですよね。
張り替えるとまた色んな問題も出ますし、金額的な費用的なところもあるので、そうならないために塗装するということですね。
外壁のセルフチェック方法
それがこのセルフチェック。自分で触ってみて下さい。チョーキングが出てたら、そろそろ、ちょっと傷みが始まっています。
実際そこに水をかけてみて下さい。庭に撒くシャワーで壁に水かけてみて下さい。壁が水を吸い込むようであれば、考えた方がいいですね。まず単純にできるセルフチェックというところですね。
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