家の基礎に塗装はNG!その場合の対処法と塗ってOKな塗料を教えます!【Vol.28】
家の基礎に塗装はNG
前回、塗料の弱点というところで、塗料は内側からの水に弱いというお話をさせていただきました。今回はその続きと言いますか、似たような事例をお話したいと思います。
基礎に塗料を塗るとめくれやすい
いわゆる外壁の塗装をしますよね。基礎の部分があります。基礎の部分には通常塗料は塗っていないです。塗装してない訳です。何故かわかりますか。前回のお話でヒントがあります。塗った塗膜は内側からの湿気、もしくは水に弱いという話をしました。それがまさしく基礎の部分にもそういう症状がでます。何でもいいわと塗るとめくれてきやすい場所になります。ですから、通常は基礎の部分は塗装しない。
図解 何故基礎部分に塗ってはいけないのか
今回も図で説明します。室内側があって外壁があって、基礎があります。いわゆる土間があります。雨が降るとこの土間に水がたまる訳です。土間から水を吸い上げていきます。基礎のところに少なからず水が吸い上がっていく訳です。そこに塗膜を塗ってしまうと、中から染み込んでいきます。染み込んだ水は外に抜けようとします。その時に、基礎の下の塗料がめくれてきやすくなります。通常の塗料を塗ると基礎の部分はペンキがめくれてしまう、ということになります。
基礎に塗料を塗らない対処法
ですから見栄え的に、昔は洗い出しという小さな石を左官で塗りつけて、石が見えるように洗い出す訳です。そういう技法でしているところもあります。最近はコンクリートの上にモルタルをしごきます。モルタルとコンクリートの違い、皆さんわかりますでしょうか。コンクリートは、基礎の枠を組んでその中に流し込む、いわゆるセメントに砂と石が入っています。逆に石を除けて、セメントに砂だけを混ぜたものがモルタル、コテで塗れるようなものです。ですから、コンクリートで仕上げた上に、もう一度きれいに仕上げるためにモルタルを塗る訳です。そのモルタルの仕上げで、刷毛引き仕上げなどがありますが、そういった仕上げをしているところが多いです。
塗れる塗料:菊水アリガード
どうしても見栄え的に良くないとか、汚れてきたとか、汚いというのであれば、塗ろうと思えば塗る塗料はあります。メーカーも限られてきます。菊水のアリガードは、塗るだけではなく虫を除ける効能もあります。こういった何種類か基礎用の塗料も出ていますので、めくれにくい透湿系の塗料になっています。
まとめ
そういうものもありますので、塗りたいと思った際にはご相談して下さい。ただ、通常は塗る場所ではないので、普通の塗装屋さんに見積もりを頼んでも、基礎の部分は塗装の見積もりには入っていない、ということをご理解していただければと思います。
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