【全工程掲載】神戸市西区糀台N様　モルタルスタッコ仕上げ外壁塗装・スレート瓦屋根塗装・塀塗装工事

工事内容

外壁材	モルタル　スタッコ仕上げ
外壁　使用塗料	超低汚染遮熱フッ素　塗替周期目安15～20年 【下塗り1回】ｱｽﾃｯｸ　ﾎﾜｲﾄﾌｨﾗｰAⅡ 【上塗り2回】ｱｽﾃｯｸ　ﾘﾌｧｲﾝ1000MF-IR 【色】8082ニンバス　3分艶
屋根材	スレート瓦
屋根　使用塗料	超高耐久遮熱塗装仕様 【下塗り1回】ｱｽﾃｯｸ　ｻｰﾓﾃｯｸｼｰﾗｰ 【上塗り2回】ｱｽﾃｯｸ　ﾘﾌｧｲﾝ500MF-IR 【色】8079チャコール
その他工事	外壁・屋根材のひび割れ補修・外塀廻り塗装・補修　飾り枠
営業担当	片岡　怜志（外壁劣化診断士）

工事にあたって～やまおか君より

現地調査

屋根の状態確認

スレート屋根はセメントと繊維をプレスし、”塗料で着色”した屋根材。セメントと繊維に防水性はなく、塗装することで防水性を発揮しています。塗装にはタスペーサー（縁切り）が必要で、この処置がされていないと将来的に塗膜の膨れ・剥がれ・雨漏りにつながる恐れがあります。
屋根の配列は良好ですが紫外線による退色が著しく、割れの箇所が見られます。また、天窓の金属部分が紫外線による退色が見られます。

外壁の状態確認

水とセメントと砂を混ぜ合わせた素材で形成されており、モルタル壁自体の防水性は低いので、塗装で表面に防水性を持たせています。仕上げ材のスタッコは、細かく砕いた砂や石に樹脂を混ぜて吹き付けています。最終塗膜は水性塗料で仕上げられています。
塗膜の樹脂が劣化し、チョーキング現象が発生しています。ヘアークラックと呼ばれる0.3mm以下のヒビ割れも発生し、放置するとひびが進行し、浸水の原因となります。含水率は正常値の0～65％以内です。

塀の状態確認

コンクリートブロック塀は、駆体の湿気の影響で部分的に膨れが発生した状態となっています。またひび割れが発生しているので、塗膜の防水機能が低下し、内部への水分の浸入が懸念されます。

工事工程

高圧洗浄

外壁や屋根についたカビ・藻・コケや砂ぼこりや雨筋汚れなどを落とします。旧塗膜がある場合は、剥がれや浮き・チョーキング粉など脆弱な部分も洗い落とします。

屋根塗装

カラーベストの隙間が塗料で埋まらないために、タスペーサーを取り付け、縁切り作業を行い、クラックはコーキングにて補修します。下塗りで屋根材と中塗り塗料との密着力を高め、中塗り・上塗りは、超低汚染機能を有する超耐候性遮熱型フッ素樹脂塗料を使用しました。

外壁塗装

下塗りにはフィラーを使用し、小さなひび割れや荒れた表面を滑らかにしたり、壁材と中塗り塗料との接着力を高めます。その後中塗り・上塗りは、超低汚染機能を持った超耐候性遮熱型フッ素樹脂塗料を使用しました。

カラー・デザインポイント

今回N様から「今のイメージはあまり変えずに今の色に合わせて欲しい」というご要望がありました。樋や窓枠の白をそのまま残し、彩度が低く、現在のグレーより若干青みがかったグレーのニンバスを採用しました。

付帯塗装

コンクリートブロック塀の脆弱な部分を撤去し、下地調整材のカチオンフィラーを使用し、塗料の密着をよくします。その後下塗り材としてシーラーを使用し、中塗り・上塗りは透湿性能を持った塗料を使用しました。
塀に排水用の穴をあけるかどうかずっと悩んでおられたN様でしたが、今回はあけずに様子を見ることになりました。

工事を終えて～やまおか君より