攪拌の様子を特別公開!「攪拌」あなたは読めますか?~神戸市垂水区星が丘の現場より
まずはこちらの動画をご覧下さい。
謎のグレーの液体を、機械を使って混ぜているようですね。
一体何をしているところでしょうか?
これは、垂水区星が丘のとある現場で、屋根を塗る際に塗料を攪拌しているところです。
攪拌って何のこと?何て読むの?
そもそも塗料って、缶を開けたらすぐに塗れるものではないの?
何故混ぜる必要があるの???
そんな疑問にお答え致します(^_^)
撹拌とは
撹拌は「かくはん」と読みます。「かき混ぜる行為」を指し、 2種類以上の異なる物質を均一に混合された状態にすることを意味します。
かき混ぜる、ということは、何かと何かを混ぜる必要があるということですね。
というのも塗料には、混ぜる必要のない1液型と混ぜる必要がある2液型があるのです。
1液型
硬化剤を混ぜずにそのまま使用可能(すでに硬化剤が含まれているため)。ただし耐久性(耐候性)が低く、耐久年数も短くなります。また、塗る場所が限られる場合もあります。
2液型
硬化剤を混ぜて使用。シンナーや水で希釈する場合も。耐久性(耐候性)に優れ、耐久年数も長くなり、広い用途で塗装することが可能です。
このような理由で、屋根・外壁塗装には2液型の塗料が使われることが多くなっています。
塗料の液を塗装に適した均一な状態にして、いい塗膜を形成するためには、この段階でしっかり混ぜる必要があり、この作業が「撹拌」と呼ばれています。
もしも 攪拌が不十分で、塗料液が不均一なまま塗装すると、色むら等、塗膜の欠陥につながる恐れがあるので、慎重に、確実に行う必要がある大切な作業となります。
今回の現場のように、住まいのやまおか君では、主に2液型の塗料を使用して、屋根塗装や外壁塗装を施工しています。
熟練した職人がいない業者ほど、1液を使おうとする傾向があります。
2液の塗料を操れる職人がいるというのは、それだけ腕のある職人が、良質な塗膜を作ることができるという証でもあるのです。
攪拌する上での注意点
では、今回塗装に必要な塗料を、全部一気に攪拌してしまおう!
...とできないのが、職人泣かせなこの攪拌。
実は、それぞれの塗料に「可使時間(=ポットライフ)」が決められており、その時間内で塗る必要があるのです。
したがって、今日作業する分だけの塗料分を攪拌する必要があります。余ってしまうと、翌日に持ち越すことができないのです。
可使時間は塗料によって決まっており、その時々の気温などによっても微妙に変化が見られるため、塗料を無駄なく使い切る量を見極めることも、職人の経験によるところが大きいと言えます。
使用塗料紹介「クールくんマイルド優雅」
今回の現場では、オリエンタル工業の「クールくんマイルド優雅」が使用されています。
動画では謎のグレーの液体に見えていましたが、こちらはA252のミディアムシルバーを使用しています。
主材と硬化剤の比率は6:1。可使時間(=ポットライフ)は5時間以内となっています。
タイムリミットは5時間!攪拌後、屋根の塗装作業に入っていきます。
まとめ
住まいのやまおか君では、セミナーなどでよく「屋根・外壁塗装は塗料を買うのではなく塗膜を買うもの」とお客様にお伝えしています。
同じ塗料であれば、誰が塗っても仕上がりが同じ、という訳ではありません。
塗る技術もさることながら、この塗料を混ぜる撹拌の時点での職人のこれまでの経験による判断や、作業の丁寧さで、仕上がる塗膜が全く変わってくるのです。
住まいのやまおか君の職人は、こうした一つ一つの作業を大切に、お客様が購入された塗料を無駄にすることなく、効率よく使用することを使命としています。
塗替えをお考えの方は、是非一度、住まいのやまおか君にお問い合わせ下さい(^_^)
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