2014.10.15

プロが教える外壁塗装基礎知識~知っていて損はない、家の劣化<屋根編>

「家」というものを「屋根」と「外壁」に分けて、構造と劣化について見ていきましょう。

今回は屋根について。屋根の構造はこのようになっています。

住まいのやまおか 屋根の構造

屋根は、上から順に

  • 桟木
  • 防水シート(ルーフィング)
  • 野地板

という構造になっています。

瓦の種類

瓦には大きく分けて2種類あります。

1.和瓦

  • 焼き物(お茶碗と同じイメージのもの)である。
  • 茶碗のように、釉薬を塗って焼いているので水を吸い込まない
  • 30~40年経っても劣化しにくい。

という特徴があり、「塗装」という側面から見ると、丈夫で長持ちする素材で定期的な塗装などは必要ありません。(ただし、割れたり欠けたりなどで、瓦の交換や葺き替えは必要になってきます)

2.洋瓦 

  • セメントから出来ている。
  • セメントは水を吸い込みやすいため、表面に塗装を施してある。
  • 塗装が傷んでくるので、定期的なメンテナンスが必要である。

もし、洋瓦の塗装を放置すると、どうなるか。表面の塗装が剥げてしまった屋根は、雨が降ると水を吸い込みます。その吸い込んだ水が、冬などは凍ってしまい体積が増えた水は、屋根瓦を破壊してしまうのです。

雨水から屋根を守っているもの

しかし、例え瓦が割れたりしても、直接雨漏りにつながるかというと、そうではありません。

何故なら、雨水から屋根を守っているのは、瓦ではなく「防水シート(ルーフィング)」だからです。

そうしたら、屋根の塗装をしっかりして、ルーフィングも破れていなければ、風雨を防げるのか、というとそうでもない。

というのも、瓦と瓦の間には、実は隙間があるのですが、この隙間を塗料で埋めてしまうケースというのがよくあって、これがまた屋根を傷ませる要因になってしまうのです。

瓦一枚一枚は、しっかり塗装で保護しないといけませんが、

瓦と瓦の隙間は、水はけが出来るように隙間が空いてないといけません。

そして、怖いことに、瓦と瓦の隙間が空いていないといけないということを、知らない塗装職人も結構います。実際、当社のお客様でも他所で施工した塗装工事で、この失敗事例を経験された方がいらっしゃいます。

用語説明

あとの用語も簡単に説明します。

● 桟木・・・瓦を留めるために、屋根の上に横に張りわたした角材。瓦桟木。

●ルーフィング・・・板紙にアスファルトをしみこませた建築用の防水材料。主にビルの屋上や家屋の屋根、壁に敷いて、雨水が屋内に進入するのを防ぐために用いるためのもの。

●野地板・・・屋根を葺(ふ)く下地とするために桟木の上に張る板。

屋根一つとっても、知識がないと、失敗することもあります。

当社のコラムが皆様の外壁塗装の一助になれば幸いです。

contactcontact

お問い合わせ・無料見積もり

ご相談はお問い合わせフォーム、または
お電話・LINE・FAXで
お気軽にお問い合わせください。
以下については無料で対応しております。

  • 菱形戸建て住宅の外壁塗装・屋根塗装のお見積もり
  • 菱形工場や倉庫などの外壁塗装や屋根塗装のお見積もり
  • 菱形マンションの大規模修繕や防水のお見積もり
  • 菱形雨漏り調査費用のお見積もり

対応エリア

神戸市・明石市・三木市など対応エリアマップ

神戸市・明石市・三木市など車で30~40分程度
で訪問できる範囲。 詳しくはご相談ください。

FAX 078-974-4317

電話受付時間 10:00〜18:00(土日も営業)
祝日のみ転送電話サービスにて対応いたします。

LINELINEで
相談する
MAILメールで
問い合わせる
TEL電話で相談する
0120-414-368
参加無料!外壁塗装セミナー 無料お見積もり