2022.12.10

外壁塗装の塗り替え時期はどうすればいいの?

一戸建てのマイホームは、定期的にメンテナンスをしなければなりません。建物と外壁塗装の塗料にはそれぞれ、寿命があります。建物もまたユーザーのように年齢を重ねていき、ある程度時間が経過すると、痛みが全体的に生じます。建材や環境、建てられた場所や時間などによって経年劣化の速度は変わるので要注意です。隣の一戸建て住宅がまだ塗装をしていない、だからといって自宅もまたセーフという風に考えるのは少々危険です。



大まかな塗り替えの時期として参考にしたいのが、築年数です。建てられてから10年程度経過したら、塗料や屋根、壁の素材に痛みが出ている可能性があります。外壁に目視できる位のひび割れがある、外壁にカビや苔、亀裂が見られる等、こういった症状があれば早めにメンテナンスを依頼しなければなりません。



またベランダや庭先に細かいペンキの剥がれ落ちたカスがあったり、屋根や壁面に激しい汚れが目立ったり、建材の金属部分に激しい錆が目立つようであれば、専門の業者さんに依頼すべきタイミングです。特に大きなトラブルが起きていないので、別にこの程度なら平気では、と楽観視する方々もいらっしゃいます。



具体的なトラブルが起きていないからといって、経年劣化のサインをみすみす見逃すと大変危険です。時に昨今は全国的に前代未聞の自然災害が起きつつあります。巨大な台風や水害やゲリラ豪雨や竜巻や地震など、マイホームにとって様々な脅威が現れました。老朽化を放置したまま、そういった危険な災害に見舞われると、屋根や壁が一気に破損し、水が部屋に侵入したり、水の浸透による住まいの腐食や害虫発生のリスクを誘発します。早期発見と早期治療が必要なのは人だけではなく、一戸建てもまた同じです。



外壁塗装は一年を通して、基本的にいつでも専門業者に頼めます。ただし、塗り替えに適した季節というものがあります。夏場と冬場は環境が厳しく、作業に不向きです。真夏は激しい湿気と外気温になり、スタッフが連続して作業する事が出来ません。



台風や夕立のリスクもあります。真冬の季節もまた寒さが厳しく、積雪があれば作業を中断しなければなりません。さらに空気が乾きすぎると塗料の定着が悪くなり、外壁塗装の塗り替えに適した時期は梅雨が到来する前の春、そして真夏の暑さが落ち着いた10月から11月の上旬です。地元の人々が外壁塗装をあまり依頼しない、オフシーズンを狙うのもおすすめです。

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